デザイナーズBLOG
2021.10.18(更新日:2021.10.18)
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デザインを勉強したいと思ってるけど、参考になる本ってどんなのを選べばいいの?レイアウトの本を買ってみたけど、どんな風にデザインに活かせば良いか、さっぱりわからない。。
といった悩みを解決していきます。
デザインの勉強を始めて、約14年が経ちます。デザインの本はいくらあっても無駄になりません。自分のデザイン幅が広がっていく感じがします。
今だに、実際に働く上で、本を参考にして学ぶこともかなりあります。
新しいデザイン制作の依頼を請ける時は、常に勉強。とてもワクワクしながら、本を開きまくります。
そんなデザイン本を読み漁ってきた私が、デザインを学ぶ上で、どんな本を選べば良いかを良いかを解説していきます。
また、学び始めに留まらず、仕事をする上でも、常に役立ったいる本も紹介しますので、参考にしてみてください。
結論から言うと、これから作る制作物についての実例がたくさん載っている方が、実際に参考にしやすいでしょう。
世の中には、デザインの法則やルール、構図など、様々な視点からデザインについて勉強できる本が溢れています。
でも、初心者が構図の本をいくら読んでも、なかなか制作に活かせないことが多いのです。
なぜなら、勉強したことと実践が結びつきにくいからです。
スポーツの世界でもよく言われますが、練習のための練習では意味がありません。
練習でハイセンスな技を決め、誰よりも目立つプレーをする選手でも、本番が弱ければ監督はその選手を使わないでしょう。
本番に力を発揮してこそ、プレーの価値があります。
つまり、本番をいかに想定して練習できるかが、上達の鍵です。
実際に世の中に出たデザインの実例は、本番そのもの。当たり前のようですが、それを参考にするのが一番本番に近い形で練習できます。
抽象的なレイアウトの例が書いてある本などは、少し慣れてきてからにしましょう。
そして実例が載っている本は、実際に仕事を請ける時も参考にしやすいので、”長く使える”という利点があるのも、良いところです。
何事も学びは真似から始まります。これは、決して悪いことではありません。
そっくりそのまま真似して模倣品を作るのは違法ですが、ここでいう”真似”は、デザインの手法を知って、引き出しを増やすことが目的です。
抽象的な表現や、デザインのノウハウが書かれた本ではなく、 具体例が多く載っている本を選ぶことで、”真似する”ことができるようになります。
そして、優れたデザインを上手に真似していくと、デザインの手法が身につきます。
デザインは知識と経験の多さで、どんどん上達します。
極力たくさんのパターンが頭に入っていると、実際にデザインする時に役立ちます。
大体の人は、デザインを学びたい目的や制作したい物があるかと思います。
特に特定の制作物がない人は、自分の作ってみたいものから始めても良いでしょう。
大事なのは ”具体的な制作物”を決めて、デザインの勉強をしていくこと。
A4チラシ、ロゴマーク、キャラクターなど、制作物によって、デザインの方法や手順は異なります。
1つの制作物でデザインの勉強を進め、デザインが身に付き始めて、楽しくなってきたら他の制作物もデザインしていく。という流れの方が、身につくスピードが早いです。
参考にするのにちょうど良い本を、いくつかピックアップしておきました。私も普段からお世話になっている本です。
わかりやすいように、下記の媒体別に分けて紹介しています。
パイインターナショナルの選ぶ、センスのいいロゴが盛り沢山の本です。比較的新しいロゴの本なので、買いだと思います。
企業案内だけでなく、学校案内のデザイン・カタログのデザインとシリーズ展開されている本です。(ちなみに、私は全シリーズお世話にになっています)
インターネットで探す方が「無料だし、簡単!」という人も多いですが、実際はデメリットも多く、手間がかかります。
探すことにかなりの時間を費やしてしまうのが難点です。
ネット上に公開されている画像がピンキリなので、”優れたデザイン”を探すのに時間がかかります。
さらに言うと、デザインを始めたばかりで、参考になる制作物を探すには、難易度も高いです。
もし「それでもネットがいい!」という人がいたら、ピンタレストがおすすめです。
ピンタレストは、デザイン性の高いものが多く、自分の気に入った画像に簡単にピンをうって、保存しておけます。
媒体ごとにグループ分けしておけば、あとで見直すのも楽です。
デザインは、最終的には自分の好みが出てきます。まずは、自分好みのデザインが沢山載っている本を参考に、デザインを楽しんでみてください。
今回、ここで紹介した本以外にも、世の中にはたくさんのデザイン本が存在します。
都心のオシャレな本屋さんや大きい書店に行けば、デザインのコーナーに数多くの本があるでしょう。
あなたが本屋に足を運べる環境にあれば、ぜひ実際に本屋に行って、「グッとくる本」を購入してほしいなと思います。
デザインに興味を持った人なら、必ず『見ているだけでワクワクするデザインの本』が見つかるはずです。
なかなか行くのが難しい人は、この記事に掲載している本をamazon試し読みなどで、少しで中身を見てみてください。自分好みのデザインが多そうな本を買ってみると良いと思います。
まずは、行動を起こすことが重要です。数千円もあればどの本でも買えますし、長期間使えるので、かなり安い投資です。
この記事を読んでくれたあなたが、素敵なデザイン本を見つけられますように。では、また。