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『広告デザイン始めるなら、とにかく徹底的にマネをするべし!』お手本選びのコツと3つのポイント

2020.07.21(更新日:2021.09.02)

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デザインはしてみたいけど、

「どこからどうやって始めていいのか分からない」

「私にはセンスがないから、デザインの仕方が分からない」

という声をよく聞きます。

 

デザインしていく上で、

センスや経験はもちろんとても重要です。

むしろ、簡単にできてしまったら、

こちらも商売あがったりです。笑。

 

絵を描いたことがない人が、

いきなり真っ白なキャンパスと筆を渡されて

「では、今から自由に絵を描いてください」

と言われても、何を描いていいのか迷いますよね。

 

どこからどう描いていいのかも変わらない。

どの太さの筆を使って、何色を使えばいいのかも、、、

それだけで、時間はどんどん過ぎていってしまう気がします。

 

デザインも一緒なのです。

いきなり、チラシをデザインしようとしても、

ハードルが高すぎる。。

 

ましてや、IllustratorやPhotoshopはプロ用のソフト。

なんでもできる半面で、何も与えられないともいう。笑

それだったら、むしろパワポやワードで

フォーマット通りに作っていった方が形になります。

 

デザインを始める基本

デザインしようと思ったら、

まずは『マネをする』のが吉。

なんでもそうですが、真似から学びが始まるのです。

 

「それだと模倣になるのでは?」

「著作権とかって大丈夫?」

と思われた方。

 

大丈夫です。

真似するのにも、技術が必要です。

初めからそのレベルで真似ができる人はいません。笑

 

プロの制作したものは、

たくさんの場所にこだわりをもち、

想像以上に色々な考えや技術を持って制作されています。

 

初心者がいくら頑張っても、

全て綺麗にぴったりは真似できないでしょう。

 

有名なロゴマークやキャラクターの模倣は流石にNGですが、

チラシや広告を真似して、

自分流に訴えたいことをアレンジしても、

完成品だけ見たら、何を真似したかもわからないはずです。

 

現に、今の世の中にあるものは

ほぼ全てマネからできていると言う人もいます。

 

なので、心配せずに思う存分マネをして、

好きなデザインから技術を盗み取ってください!

 

街に出て、お手本を選ぼう

デザインのお手本となるものは、世の中にあふれています。

お気に入りショップのフライヤー

駅に置いてあるフリーペーパー

行きつけの雑貨屋の商品カタログ…

 

紙の時代は終わったと言われますが、

まだまだ、街中にはたくさんの紙があります。

 

それでも、気に入ったものが見つからなければ、

本でもネット検索でも、ものすごい量のデザインがあります。

 

ネット検索だと有名なのは、ピンタレスト。

好きな画像にピンをうって、

自分好みのものを集めていくツールです。

 

本は、有料になりますが、
プロが選んだものが集約されているので、
厳選する手間が省けます。
そして、何より失敗がないので楽です。

このようにレイアウトについても
解説してくれている本もあります。

1枚デザインの構図とレイアウト

 

こちらのように、使用している色にフォーカスを当て、
掲載している本もあります。

見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色

自分にあった方法で、探して見てください。

 

お手本の選び方

では、どんなものをお手本とすれば良いのか?

商品紹介のチラシが作りたいのに、

参考にするのがショップのイメージフライヤーで

文字が全然入っていなかったら、真似はできません。

 

ここでは、お手本を選ぶポイントを3つに絞って

お話ししていきます。

 

Point 01. 企業や商品、サービスとの雰囲気が一致しているものを選ぼう

今から広告を作成しようとしている対象の、

企業・商品・サービス自体のイメージを壊しては、元も子もありません。

全く違うイメージになってしまったら、

その広告は逆効果になってしまう可能性もありますよね。

 

そうならないためにも、

方向性やターゲット層、カラーや使用している写真なども

なるべく似たものを選びましょう。

 

コーポレートカラーは黄色なのに、

青いパンフレットを真似すると、

『なんだか思ってたのと違う』

という結果になりかねません。

 

また、使用している写真も

作りたいのは、人に対するサービスのチラシなのに、

風景写真ばかり使ったものを選んでは、

目的がブレていきます。

 

すぐに見つからなくても、

最初は”似たもの探し”にも時間をかけましょう。

 

Point 02. なるべく写真がメインじゃないものにしよう

写真の雰囲気もなるべく似たものをと、

Point 01でお伝えしたところですが、

これはあくまで挿絵レベルの写真を使用する前提です。

 

あまりにも写真がメインのものを使うと、

写真のクオリティによって、大きくイメージが変わってしまいます。

 

街中で手に入るようなオシャレなフライヤーやカタログなどは

大抵プロのカメラマンやスタッフたちが、

かなりの時間を要して撮影している

ブランドイメージを表現する写真です。

 

写真クオリティがあってこその

写真メインだと思ってください。

 

Point 03. 入れる情報量が同じくらいのものを選ぼう

記載する文字の量は、とても重要です。

 

商品についての説明を目的としたパンフレットを作成したいのに、

ブランドバッグのパンフレットを参考にしても、

真似できません。

 

バッグの文字情報は、せいぜい値段とサイズくらいで、

あとは見た目が重要だからです。

 

まだ、頭の中で文字量のイメージがついていない方は、

先に、入れたい情報を文字に起こしてみてもいいかもしれませんね。

 

ここで注意ですが、初めてのチラシづくりで、

あまりにも伝えたいことが多すぎて、

文字だらけのチラシになってしまうことがよくあります。

 

気持ちはわかるのですが、

思っている以上に人は文字を読みません。

なるべく、厳選した濃い内容の文章にするか、

WEBに案内できるようにしましょう。

 

チラシを手にとって、

内容が気になった人は、自然とWEBで検索する時代です。

 

詰め込みすぎるのは、やめましょう。

 

まとめ

お手本の選び方は、なんとなく想像できましたか?

では、早速お手本探しからスタートしてください。

デザインの早道は、

”まず、デザインにとりかかり、手を動かす”ではなく

”足を動かして、好みのものを見つけにいく”です。

 

お気に入りはいくつあっても困らないので、

目にとまったものは一旦全て収集し、

後からお手本にするものを選んでも良いと思います。

 

お手本が決まれば、

あとは真似するだけ!

 

とは言っても、真似の仕方にも

大切なポイントがあるので、

次のブログ

『広告デザイン始めるなら、とにかく徹底的にマネをするべし!』完全丸パクリの技術解説

でご説明しますね。

 

みなさん、制作頑張ってください!