デザイナーズBLOG
2020.07.06(更新日:2021.09.02)
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写真を撮ったものの、
あとでPCの大きい画面で見てみたら
『予想以上に暗い!』
なんてこと、よくあります。
かといって、簡単なスマホアプリだと
PCで見たときやプリントした時、画質に耐えられない。。。
そんな時に、Photoshopで簡単に加工出来たらいいですよね!
Photoshopを使用したことがない方も、
その名前を聞いたことはあるんじゃないでしょうか。
プロでも全てを使いこなせないという、
世界最高峰の画像編集ソフトウェアPhotoshop✨
これが使えないカメラマンはほとんどいないんじゃないでしょうか。
逆にいうと、これを使いこなせれば、プロにも劣らぬ写真加工ができるかも…!?
Adobe Photoshop Elements 2020 日本語版 Windows/Macintosh版
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そんな第一歩として、今回はとーーっても簡単な写真加工の基礎をお教えします。
まずは、写真加工の準備です。
といっても、Photoshopで最初につまずくのが、
画像データの開き方!
私は、過去に750人以上の生徒さんを教えてきましたが、
意外とこの最初の段階でつまづき、心が折れている人も多いのです。。
「さぁ、やるぞ!!」
ってなってるのに、そもそも画像がひらけなかったら、
なーんにもできない。
→メンタルやられます。笑
マイクロソフト officeなどのソフトウェアに慣れている方は特に、
最初に新規作成でファイルを作成しようとしてしまいます。
すると何が起きるか…
「ピクセル?解像度???」
って感じになります。
熟知している方なら、この方法でも良いですが、
初心者の方はまず簡単な方法からやっていきましょう。
デザインの学校 これからはじめるPhotoshopの本 [2020年最新版] [ I&D 宮川千春 木俣カイ著、ロクナナワークショップ監修 ]
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これで良いんです。
めちゃくちゃ簡単!!!
「今まで悩んでたのって何だったの?」
って方。
簡単なことだって、知らなければできない。
それが当たり前です。
それで良い!次にいきましょう。
フォトショップを使う上で大切なレイヤー。
何のこっちゃという方は、
”写真の上から重ねていけるフィルターのようなモノ”
だと思っていてください。
レイヤーを重ねることで、
写真自体は傷つけずに画像編集を行なっていくことができます。
直接編集をしていくと、
画質を悪くしてしまうことがありますが、
レイヤーを使うことで、
いざという時、元の状態に戻ることが出来るのです。
”奇跡の復活”を成し遂げることが出来る!!
これ、めちゃくちゃ大切です。
最初のうちは特に、
思うようにできず、行ったり来たりすることが多いと思うので、
画像を劣化させないためにも、
レイヤーを上手に使っていきます。
レイヤーパネルは
メニューバーの《ウインドウ→レイヤー》で出すことができます。
では、早速編集に入ります。
フォトショップで編集したい画像が開けたら、
次は明るさです。
なので、最初にその印象を決めていきましょう。
明るさの調整には、
写真の良さを活かしながら、好みのイメージに近づけられる
トーンカーブを使用していきます。
前述した通り、
レイヤーで追加していきます。
(トーンカーブはいくつかの場所に存在しますが、
今回はレイヤーのトーンカーブを使用しましょう)
メニューバー《レイヤー→新規調整レイヤー→トーンカーブ》
こちらは、このままOKをクリックで大丈夫です。
すると、右側のレイヤーパネルに「トーンカーブ1」が追加されます。
次に実際にトーンカーブを編集していきますが、
ここで大切なのがクリックの位置!
フォトショップは機能がたくさんあるので、
クリックの位置によって、
編集出来ることが細かく分かれています。
必ず、この赤枠の部分をダブルクリックしてください。
すると、自動的に”属性パネル”が出てきます。
今回は、簡単に写真を明るくしていく方法をお教えします。
(このトーンカーブの属性パネルの見方は、改めてブログで解説します。)
トーンカーブレイヤーの右上に伸びている線の真ん中を
上にドラッグしていくと、
開いた写真が明るくなっていくのが確認出来ると思います。
逆に暗くしたい方は、下に下げると暗くなります。
これで、明るさを調整しましょう。
ちなみに、トーンカーブレイヤーの左側の
目のようなボタンをクリックすることで、
編集前と見比べることができます。
これは、電気のスイッチのような機能だと思ってください。
他のレイヤーも一緒です。
次は、写真の印象を決める彩度の調整です。
彩度と聞いて、ピンと来ない方も多いと思いますので、
簡単にご説明しておきます。
「カラフル」「ポップ」「派手」などの印象を与える写真は、
彩度が高いことが多いです。
「レトロ」「ビンテージ」「アンティーク」感のある写真は、
彩度が低いことが多いです。
では、彩度のイメージが湧いたところで、
トーンカーブの時と同じように
レイヤーで追加していきます。
メニューバー《レイヤー→新規調整レイヤー→トーンカーブ》
新規レイヤーでOKを押したら、
属性の”彩度”の部分を調整していきます。
バーの下にある▲を右に動かすと、
彩度が高い鮮やかな写真になります。
左に動かすと、彩度が低くなります。
これは目利きになりますが、
商品の写真は実際に手元に届いた時に
印象があまりにも違いすぎると
クレームに繋がってしまう可能性があります。
なので、自分の目で見た見た目の色になるべく近づけるようにしましょう。
いかがでしたか?
イメージ通りの写真に近づけることができたでしょうか。
レイヤーの機能を使って、
Before Afterで比べてみると
意外と印象が変わっているのではないでしょうか。
今回は、Photoshopのとーっても簡単な画像編集方法をお教えしました。
プロ用のソフトでも、簡単な使い方だってできる。
それがフォトショップの素晴らしさです。