デザイナーズBLOG
2020.07.13(更新日:2021.09.02)
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私のところに相談に来てくださる方で、
「えっ??」って聞き返したくなる質問をくださる方って、結構多いです。
私、それできたら魔法使いになれそう!みたいな。笑
でも、きっとPhotoshopの仕組みや概要がわかっていないと、
何ができて、何ができないのかわからないですよね。
誰でも、自分が今まで触れてこなかった分野は
なかなか内容を想像するのが難しいものです。
飛行機を作る時に、どこの部分を作るのが一番難しいかなんて想像もできない。
でも、フォトショップは編集の仕方やそれができない理由を学べば、
すぐに、出来ることと出来ないことが判断できるようになってくるのです。
なので、いくつかの具体例をあげて、
Photoshopでできる画像編集や合成と、絶対無理!って部分をお教えしていきます。
(今回はできる事とできない事の分類をお教えしたいので、
やり方はまた、別のブログで改めます!)
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わかりやすく下記の3つの項目に分けて説明していきます。
Photoshopというか、どんなソフトでも現実的に不可能だと思います。
無理やりできたとしても、かなり違和感が出ます。
魔法の力が必要です。
多少技術は要するものの、Photoshopでできる項目です。
Photoshopでできる範囲の編集・合成です。
しかし、その編集って本当に必要ですか?って問いたい項目です。笑
では、早速1つずつ具体例をあげて、ご説明していきます。
画像編集において、不可能なことをお伝えします。
ショックを受けずに、改めて撮影し直しましょう。笑
これ、結構出来ると思っている方が多いです。
多少暗い写真を明るくすることは、簡単に出来ますが、
夜を朝にするのは難しいです。
なぜかというと、
電気の光や、コントラスト(明度の差)、ものや地面に落ちる影が
朝と夜では全く違うからです。
この写真でいうと、まず街灯の放つ光線や周りとの明度差などを変えることは出来ません。
地面おちた光の反射や家屋の影なども、
全て消すことは難しいです。
これも、何度かお願いされたことがあるのですが、
顔の変形はかなり高度&お勧めできません。。。
ゆがみのツールを使えば、
できなくはないかもしれませんが、
おそらく非常に奇妙な顔になります。笑
モデルを変えるか、
写真を撮影し直す方が現実的と言えます。
人間の体は、
関節や筋肉が使われ、巧みに動くことが出来るものです。
人工的に向きを変えたり、動きに変化をつけると
構造上、違和感が残り、不自然な絵になります。
この写真でいうと、そもそも右半分の顔は??という感じです。
ないものを追加することはできません。
Photoshopの機能を使えば、可能な範囲の画像編集です。
多少技術を要するものもありますが、
ある程度使いこなせれば、そこまで時間もかからずに編集できます。
髪の毛に限らず、
「この商品の色を変えたい!」
「洋服の色を変えたい!」
ということは結構あるんじゃないでしょうか。
色変えに関しては、比較的容易にできます。
修正写真はこちらです。いかがでしょうか。
かなり自然で、言われないと分からないレベルだと思います。
この編集では、写真の選定が重要です。
色変えでは、変えたい部分を選ばなければなりません。
なので、背景がシンプルなものでしたら、
レタッチしやすいです。
変えたい箇所の背景が複雑だったり、ボケていたりすると
難しい場合があります。
これは意外と簡単にできます。
Illustratorなどでデザインし、
「そのデザインをスマホやPCの画面に入れ、
イメージを作成したい」
という時に便利です。
これはパッケージなどのイメージ画像を作成する時にも
使えます。
選択や変形を使用し、容易に作成できます。
何かを消すのは、意外と簡単です。
しかし、消したい物の周りに物があったり、
複雑に影がついているものなどは難しいです。
最近では、スマホのアプリなどでも簡単にできたりしますが、
もちろんPhotoshopでもできます。
しかし、背景はシンプルなものでないと、
バックが歪んでバレます。笑
実は街中でよく見る広告の女優さんやモデルさんは、
100%画像加工がされています。
言い切ります、100%です。
程度は様々ですが、
撮影画像をそのまま広告に使用することは
まずないです。
雑誌のグラビアや有名アイドルの写真も同様です。
中には、本物を比べると別人じゃん!ってぐらいの方もいます。
もちろん、元々スタイルのいい方も多いですが
”広告などに使われる際は加工するもの”みたいな感じです。
多少感覚が麻痺してるのかもしれないですね。
上の写真をレタッチしました。
少し大げさにやってみましたが、いかがでしょうか。
加工してしまうと、
加工前が悪く見えてしまう。
本来はそうではないはずなのに、
なんだか変な錯覚ですよね。
この修正は、背景・服・ポーズなどによります。
かなり簡単にできる写真から、難しい作業になる写真まであります。
くれぐれも、やりすぎ注意!
普通の感覚を忘れないようにしながら、修正をしましょう。
ずっと前ですが、
私がPhotoshopレッスンで来た生徒さんで、こんな方がいました。
美容師さんをやっている方で、
「ブログやインスタのために、写真をよりいいものにしたい」
という熱心な方でした。
その方は独学でたくさん学ばれており、
受講の目的は、
「この写真の時計を消したいけど、消すと汚くなってします」
ということでした。
結論からいうと、
時計を消すことはできなくはないけど、
めちゃくちゃ時間かかる上に、綺麗じゃないです。
そして、この方にお勧めしたのは、
”写真の取り直し”です。
理由は簡単。
消すより撮り直す方が、
圧倒的に早いし、綺麗だから。
いかがでしたか?
フォトショップで出来ることとできないこと、
なんとなく判断できるようになったでしょうか。
これだけでも頭に入れておけると、
判断が早くなります。
そして、これらの知識を知っておけば、
写真をとる時点で注意することができるので、
より作業効率も上がり、
素敵な写真に仕上げることができるのではないでしょうか。
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