デザイナーズBLOG
2020.06.29(更新日:2021.09.02)
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「会社を立ち上げたばかりで、急遽取引先と打ち合わせが!!」
「新人を客先に同行させるのに、名刺が間に合わない!」
なんて、慌てた事はありませんか?
今回はそんな方のために、イラストレーターで簡単3ステップでできる名刺の作り方をご紹介します。
Adobe Illustratorをこれから始める人にも、基本の操作ばかりですので、まずは名刺制作がおすすめです♫この基本を知っておけば、「デザイナーが作ったデータをちょっとだけ修正したい!」なんてときも役立ちます。
Illustratorで作っておけば、後から印刷会社に依頼する時や、デザイナーにデザインを渡すときも簡単便利!
では、Adobe Illustrator 2020を使って、名刺を制作していきましょう。
いきなりアートボードとか聞きなれなくてビックリしないでください。笑。アートボードとは、これから絵を書くためのキャンパスのようなものです。最初の画面の左側にある新規作成を選びます。
まずは、アートボード(キャンパス)の大きさを選びますが、なんと親切なことに”印刷”の項目にテンプレートがあるのです。
今回はこちらをベースに制作をしていきますので、『名刺(用紙横位置使用)』というテンプレートをおダウンロードし、開きましょう。縦型が良い人は、縦型のテンプレートが別にありますので、そちらをダウンロードしましょう。
これで制作の準備は整いました!
それでは、実際に制作に入りたいのですが、まず、この時点で一度名前をつけて保存します。
上のメニューバーから『ファイル→別名で保存』を選んでください。
ここで、たまに勢いよくEnterキーを連打する方がいるのですが(笑)、しっかり保存先を指定して、
どこに保存したかPC内迷子にならないようにしましょう。
これ、とっっっても大切です!!笑
デザインを勉強し始めた頃、保存を忘れてデータがとび、何回涙したか。。。
当時に比べると、かなり改善されていますが、Illustratorはよくおちます。
そして、時間をかけてやっとの思いで作ったデータが、一瞬でとびます。笑
今となっては、もう無意識に保存するのが癖になっていますが、始めたばかりの人はマメに意識しながら保存してください。
この時ショートカットキーを使用すると、楽です。
データ保存のショートカット Windowsの場合は、[Ctrl]+[S] Macの場合は、[command]+[S] |
Illustratorに限らずですが、データは頻繁に保存することを習慣づけるようにしましょう。
では、次に名刺に記載する情報を入力していきます。
このテンプレートには5つのデザインが入っているので、お好みのものを選びましょう。
この時、必要ないアートボードを消去しておいたほうが、わかりやすいです。
いざプリントする時に、余計な文字が一緒にプリントされてしまったりするからです。
印刷に出すときも、他のアートボードが印刷されてあがってきてしまった!なんてアクシデントにあらないためにも、
予め消去しておきましょう。
アートボードの消去 まずは自分の残したいアートボードの番号を確認します。 上のメニューバーの『ウィンドウ→アートボード』にチェックを入れると、 アートボードパネルが表示されます。 残したいデータの上をクリックし、アートボードパネルで何番のボードか確認します。 これ以外のボードを選択して、右下のゴミ箱をクリック。 これで、必要のないボードは全て消去しておきましょう。 |
アートボードを消去した後も、文字データなどは残ったままなので、
他のデータも選択して消しておきます。
アートボード以外は、deleteキーで消えます。文字を消す時と同じです。
では、早速文字入力です。
文字を上をクリックし、カーソルが点滅したら、文字入力が可能です。
簡単すぎる!!!笑
この時、初めてIllustratorを使った人が、
必ずと言っていいほど、混乱することがあります。
それは、『文字入力から抜け出せなくなる』ということ!
IllustratorではEnterキーを押しただけでは、次の作業に移れません。
永遠に文字入力の中に。。。笑
ここで、なんの作業中でも基本になるのが、
です。
選択ツールとは、ツールバーの一番上にある黒い矢印⬆︎です。
何か困ったら、ここをクリック!
で、8割の問題は解消される気がします。
ちなみに、文字もいくつかのテキストレイヤーでできており、
1度に編集できないため、
「他の文字を編集したいのに他の文字が選択できない!」
なんて時は、選択ツールに戻ってみれば、大体の場合問題が解決します。
次に自社のマークや自分の写真など、画像データを入れていきます。
Illustratorで作成されたロゴデータなどがあれば、
そのままIllustratorデータを開いて、コピーペーストで貼り付けられます。
jpegやPNGなどの画像は、
上のメニューバーで『ファイル→配置』から、PC内にある画像を選択していきましょう。
画像の大きさは配置の時に決められますが、
全体のバランスをみて、大きさを変更したい時ありますよね。
その時は画像やマークを、選択ツール(黒矢印)で選択した後に表示される『バウンディングボックス(赤い枠)』に
マウスを近づけ、矢印の形が変わったら、ドラッグで拡大縮小できます。
この時、マウスでグーッと伸ばしてしまうと、大変なことに…
こんな風に、縦横比が崩れて、データが潰れます。
これでは、せっかくの名刺がひどい見た目になってしまいます。
なので、必ずShiftキー(Macだと上向き矢印⇧の表記)を押しながら、マウスで引っ張ります。
そうすると、縦横比が固定され、潰れることなく拡大縮小できます。
出来上がったら、データを保存します。
これで、名刺データが完成しました!
いかがでしたか?初めての方も上手に作成できたでしょうか。
今回はテンプレートをベースにして簡単な名刺データを作成していきました。
次回は、名刺を簡単に社内プリントできる方法についてもアップしていきたいと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。
では、皆さんのお仕事や作業が円滑に進みますように!