デザイナーズBLOG
2018.03.09(更新日:2021.08.31)
ついこの前、スペインとポルトガルに行ってきました!
どちらも、ずっと行きたくて、大切に行く機会をとっておいた国です。
バルセロナから入ったのですが、
そこは歴史的建築物の宝庫でした。
建築家 アントニ・ガウディは、
「こんな美しい建物が街に溢れていたら、素敵だな」
という想いで、建築していったのだそうです。
単純ですが、そうゆう純粋な理由がここまで引き継がれる歴史的な芸術品を生み出すのかもしれません。
建築についてはあまり知識がないですが、実際に目の前で見たら、その凄さが分かりました。
圧倒的なプロフェッショナルなんです!!
具体的に何にそう感じたかと言うと、
その繊細さと、それが織り成す世界観です。
建物の外観は本当に繊細で細かい凹凸で出来ていて、可愛くて美しくて、見とれてしまいました。
(同時に、こんな繊細な建物を残すことが出来る、スペインの環境に羨ましく思いました。)
そして、中に入ってからがまた感動。
建物の中に入った瞬間に、その世界に引き込まれるんです。
例えば、カサ・バトリョ。
階段のこのカーブ!!!!!
素晴らしすぎるR(曲線)です。
なんというか、なめらかを遮る部分が一つもない。。
深海のようなイメージらしく、
光の入り具合や窓の形、色合いなども
細かな計算のもとデザインされたようでした。
そして、圧倒的な存在感…
オフシーズンにも関わらず、この人混み。
世界中の人たちが、一度は見てみたい建造物なんでしょう。
中にも入りましたが、
これがまた綺麗で。。。
きっと太陽の日差しの方角なども、
綿密に計算して、設計されているんでしょうね。
こんなに巨大な建物なのに、
本当に繊細で、作りが細かいんです。
グエル公園にしても、
『なにこれ、夢の世界じゃん!』
な感じでした。
お菓子の家のような、映画のセットのような、テーマパークのような、
でも、
そんな安い表現ではないような。
わたしは、〝プロ〟が存在する仕事はどんなことでも必ず専門知識が必要だと思っています。
それが仕事になるということは、
誰でも簡単には出来ることではないのだと思います。
色々なアプリやシステムが出てきている現在、デザインは手を伸ばしやすい環境にあります。割とハードルが低くなっているのです。
でも、私のところに来てくれるお客さんや生徒さん達が決まって言うこと…
「作ってみたけど、途中でどうすればいいか分からなくなった。」
つまり、
スタートしやすいけど、ゴールが見つけられない迷路なのです。
普段、自分の仕事領域にいるとわからないことが、
他のプロファッショナル領域に行くと
感動するほどよくわかる。
これからも、色々なプロのお仕事と触れ合い、
見て、感じ取りたいと思いました。