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《フリーランスの産休・育休の実態》給付金はもらえる?会社員とはどう違う??

2021.10.10(更新日:2021.10.11)

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悩み

フリーランスとして独立したいけど、女性にとって、実際のところ将来的にどうなの?結婚して、妊娠・出産を考えているけど、会社員と比べて、給付金とかの制度って、どんな違いがあるの?個人事業と会社員だと、どっちが良いの??

といった疑問にお答えしていきます。

 

《私の今》独立して10年、子供2人

独立した時は国の制度や税金、給付金の仕組みなど、全くわからずでしたが、個人で仕事をするということは、自分自身で全てを把握しなければなりません。

専門用語や聞きなれない言葉が多い中、色々な人に頼りながら、調べながら、勉強してきました。

 

今でこそ、個人で働く主婦が増えてきましたが、第一子を妊娠した3年半前はまだ女性フリーランスとして、がっつり働いている人はかなり少数でした。扶養に入っているわけでもなく、国保でしたし、不安も多くありました。

 

どういった制度があるのかもわからず、いっときは会社員に戻ろうか迷った時期もありました。

ただ、私の働き方と考え方では会社員は性に合わないので、社労士さんや税理士さんに色々と教えてもらいながら、調べつくし、今に至ります。

 

もし、専門家に話を聞いてみたい人がいたら、お近くの商工会議所に相談してみても良いかもしれません。相談内容に沿った詳しい専門家に、話を聞ける場を設けてもらえる可能性があります。

 

こちらの記事では、私が個人事業を始めて10年・2回の出産を経験した上で、”個人事業をしている人が出産や育児をする時の休暇”についてまとめています。

 

この記事はこんな人にオススメ

  • 産休・育休の制度や給付金について知りたいフリーランスの人
  • 妊娠・出産を控え、会社員に戻ろうか迷っている個人事業主
  • 結婚して、フリーランスになろうか迷っている会社員の女性

 

出産を考えたら、フリーランスと会社員どっちが良い?

最近はフリーランスとして仕事をするハードルも、昔に比べると格段に下がりました。

働く女性の中には、出産を控えた状態で、独立するか、会社で育休をとるか悩んでいる方も多いと思います。

 

そんな時に不安になるのが、休んでいる間の収入やその後の仕事。

会社にいるときは、ある程度会社が守ってくれる部分があるので安心ですが、独立したら、自分で全てを把握し、なんとか生き抜いていかなければなりません。

 

それぞれ、妊娠・出産に伴う給付金や休暇の制度について、なかなか知られていないこともあります。

今回は、フリーランスが出産・育児する時の、お金(給付金)と休みの実情についてお話ししていきます。これからの将来に向け、フリーと会社勤めで迷っている人の判断を手助けできればと思います。

 

※この記事は2021年10月時点での内容です。詳しい内容を知りたい方は、専門家に相談してみることもお勧めです

《お金について》3つの給付金

産休・育休について、「休んでいても給料の一部が収入として入ってくる」という認識から、そのお金は会社から出ていると思っている方も多いです。しかし実際は、給付金は国から出ます。なので、定められた条件に見合わない場合は、支給されませんので、注意が必要です。

 

出産や育児に関わる給付金・手当金は、主に下記の3つです。

    • 出産育児一時金
    • 出産手当金
    • 育児休業給付金

(家族構成や住んでいる場所によっては、この他にも手当がある場合があります。)

 

出産育児一時金

これは個人で加入する国民健康保険でも、会社で加入する健康保険でも、どちらの場合も同じ額もらうことができます。

妊娠4か月(85日)以上の方が出産したときに支給されます。通常、赤ちゃん1人につき42万円の一時金です。

 

病院への申請書提出・健康保険証提示が必要ですが、ほとんどの産院で、出産後の退院時に、支払額からすでに42万円を引いた額での支払いが可能です。

 

出産手当金

これは、健保つまり健康保険に加入している場合のみ受給が可能です。

 

出産日以前42日(多胎妊娠なら98日)から出産日の翌日以降56日までの範囲で、会社を休み給与の支払いがなかった期間を対象として支払われます。

支払い額は、標準報酬日額の3分の2に相当する金額なので、人によって支給金額にバラつきがあります。

 

会社または全国健康保険協会への申請が必要です。また、通常お給料が支払われる給料日とは関係なく、受給までにタイムラグがあります。

 

育児休業給付金

こちらは雇用保険加入者が対象なので、自営業(会社経営・個人事業など)をしている人はもらえません。

 

そして、雇用保険に加入していても、育児休業の開始日前2年間に、加入期間が12か月以上必要となります。出産直前に会社員に戻り、雇用保険に加入したからといって、受給できるものではありませんので注意してください。

ちなみに、1カ月につき11日以上の勤務日数も必要なので、勤務日数が少ない方もしっかり確認しましょう。

 

出産時点での加入を問われるものではないため、少しわかりづらいので、「もらえると思っていたのに、対象じゃなかった!」なんてことにならないように、気をつけてくださいね。

 

《休みについて》産休や育休は、会社員の特権

給付金については、お話しした通りですが、実際に出産前後で休める日数はどれぐらいなのでしょうか。

 

会社員の場合、会社が定めた制度や状況によりますよね。一度会社に確認してみましょう。

 

では、フリーランスはどうなのでしょうか?

 

結論:フリーランスに休みはない

会社は組織なので、1人が休んでも、周りがフォローしあえる環境で、1人休んだからといって仕事が止まってしまうことはありません。

 

でも、フリーランスは個人です。1人で仕事を受けるので、自分が休む場合は、仕事は止まります。

つまり、結論から言うとフリーランスには休みがありません。仕事が進んでいる限り、働き続ける必要があります。

 

私は、出産した日はさすがに横になって、スマホでしか仕事はしませんでしたが、次の日にはPCで仕事をしていました。

(産後に無理をすると更年期に影響が出ると聞いたので、もちろん休み休み、ゴロゴロしながらやっていますが。笑)

 

「病院にいる間くらい、体を休めた方がいい!」という意見をもらう事もあるのですが、個人で仕事をするということは、休みはないのです。

 

といっても、自分の好きな仕事なので、 趣味をしている感覚です。

これは、ずっと会社に勤めてきている方にはなかなか分かってもらえない感覚かもしれませんが、仕事が楽しいのでストレスは全く無しです。

 

フリーランスは休み放題でもある

一概にフリーランスといっても、その一言でまとめられないぐらい多くの働き方が存在します。

 

それこそ、休みなく、会社に勤務している時の何倍も熱心に働く人もいます。

片や、フリーランスと名乗りつつも、趣味程度に、月に数時間だけ、もしくはスマホだけで簡単な仕事をしている人もいます。

 

フリーの場合、時間とお金は比例しないことが多いので、どちらが稼いでいるかは断定できませんが、 働く時間は自分で決められるということ

私にとってこれは、他に変えられない最強のメリットです。

 

自分にあった働き方を見つけよう

一時金や給付金の制度は、やはり会社に務めていた方が圧倒的に優遇を受けやすいです。

これは、毎朝決まった時間に通勤し、上司や後輩にストレスを抱えながら、会社の制度に則って働いている、サラリーマンやOLさんの特権だと思います。男女ともに、ぜひ活用して欲しいと思う制度です。

 

ただ、休みを調整できるのは個人事業の良さでもありますよね。会社だと「もう少し育児に専念したい!」と思っても、決まった期間に必ず復帰しなければなりません。

 

個人事業も会社員も一長一短です。何事にも、良い面も悪い面もあるものです。どちらを選ぶかは、自分次第。

結局のところ、大切なのは『自分が人生で何を大事にしたいか』ということだと思います。

 

働く基準は、お金だけではなく、時間やモチベーションなども含まれます。総合的にみて、どんな働き方が自分に合っているのかを、冷静に判断しましょう。

 

 

まとめ

この記事は、私が出産前に知りたかった内容をわかりやすくまとめたつもりです。

 

私が情報収集していた時は、全体的に女性フリーランスが少ないこともあって、なかなかこういった内容の記事は見つかりませんでした。なので、今当時の私と同じように不安に思っている人に届けたく、この記事を書きました。

 

将来に不安を抱いている妊婦さんや、女性フリーランスさんの心が少しでも軽く、スッキリとすれば良いなと思っています。

皆さんにとって、ベストな働き方を選べる手がかりとなる記事を書けるよう、これからも精進していきます。では、また。